海外ウェディング・ハネムーンアドバイザーのぶさんです。
結婚式って経験が無くて当たり前の世界なので、初めての準備って戸惑っちゃいますよね。そんなカップル向けの海外挙式準備情報を10回に分けてご紹介します♪
まずは基本中の基本! STEPゼロとして、来店前にまとめておきたい6つの希望条件をご紹介します。
海外挙式準備シリーズ Step1はこちら
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1番の理由は、時間がもったいない!ということ。
人気のブライダル企業や会場って相談の予約もとりづらいこともあり、おふたりで来店できる時間ってかなり限られてるし、貴重だと思うんです。
そんな貴重な時間は、時間いっぱい会場のことについてプロに相談するために使って欲しいのです。
ふたりで時間を合わせて来店するって結構大変!
今回は私が実際に店舗でカップル様にコンサルティングしていた内容を元に、来店する前におふたりで話し合ってまとめておいて欲しいこと6つをご紹介します。
挙式会場の種類
星の数ほどある海外挙式の会場から、希望の会場を探すための重要な条件です。
何から準備を初めていいか分からないと言う人は多いですが、実は挙式に対して理想やイメージを持っている方も多いはず。
先にお気に入りの会場を見つけて、自ずとエリアが決まるという方もいらっしゃいます。会場の種類は大きく分けるとチャペル・教会・屋外(ガーデン・ビーチ)の3つです。
チャペル
ハワイ挙式を想像してみてください
日本で海外挙式を行う方の7割がハワイ挙式。そのため、多くの方が想像する海外ウェディングのイメージはチャペル挙式かもしれませんね。
チャペルは教会をモチーフとし、挙式のために建てられた商業施設のことを言います。挙式後のレセプション会場を伴う施設も多く、海の目の前など大変良いロケーションにあることが多いです。海を背景に誓いを行うなどひとつひとつのシーンが美しく、写真にも記憶にも美しく残る挙式になります。
元々挙式用ということもあり、写真撮影やレセプションなどもスムーズに行うことができたり、会場にトレンドを取り入れやすいというメリットもあります♪
教会
教会は宗教行事を行うために建てられた施設です。チャペル挙式を華やかと表現するならば、教会での挙式は厳かそのもの。現地の人々が長い歴史の中で大切にされてきた教会での挙式は、とても思い出深いものになります。
教会によって装飾も異なり、特にヨーロッパの教会は息を飲む美しさがあります。ここ最近はヨーロッパ挙式の需要がかなり高まっており、ゼクシィなどで特集が組まれることも多くなっている印象です。
ガーデン・ビーチなど屋外
ガーデンやビーチなどの挙式は、屋外にセッティングをして行います。ガーデン挙式の多くはホテル内敷地のガーデンを使用します。ハワイだと公園を使うこともありますね。
モルディブやタヒチなど南国のリゾート地では、ホテル内の美しいビーチで挙式ができます。
モルディブやタヒチだと参列者が少ないことが多いので、静かな挙式になるかも?と思われがちですが、現地ホテルのスタッフさんが一緒にお祝いしてくれたり踊ってくれたりと実は意外と賑やかな挙式になったり♪ 他のエリアとは一味違う挙式になりますよ。
自然を近くに感じながら、それぞれのエリアの良いところを存分に活かした抜群のロケーションでの挙式は一生の思い出になること間違いなし!
その他
上記3つの会場以外にも世界には様々な挙式会場があります。
中世か!?と思うほどロマンティックな古城挙式。ドイツや中欧の田舎町にあることが多いため移動こそ大変なのですが、昔から根強い人気。(例:ホーエンツォレルン城/ドイツ)
最近は都市郊外にあって比較的アクセスがしやすい宮殿挙式も徐々に人気が出ています。(例:ヴェッキオ宮殿/イタリア,パラッツォ パリジオ宮殿/マルタ, シェーンブルン宮殿/オーストリア)
その他にもスペインではカサ・バトリョやアルハンブラ宮殿、フランスのモン・サン・ミッシェルといった世界遺産での挙式も可能です。私は手配したことがないのですが、南米やアフリカ、タイやインドネシアなど各国の伝統的な様式にのっとった挙式もできます。
膨大な数の会場がありますが、「ここ!」という会場やイメージがあればグッとエリアや来店する店舗も絞ることができます。
参列者の有無
参列者も会場やエリアを決めるポイントになります。特にまとめておくと便利なのは下記ポイントです。
- 人数
会場によって収容人数に制限があります。また会場によっては挙式後のレセプションパーティまで手配ができないところもあります。
- 年齢
大人向けのリゾート地だとお子様が敷地内に入れず、挙式に参列できないことがあります。特にサントリーニ島やカンクンに多いのでご注意を!
またご年配の方がいらっしゃる場合、どうしても気になるのがフライト時間。長旅は負担になるかも…という参列者がいる場合はプランナーさんに要相談。
- 旅行慣れしてるかどうか
旅行慣れしていない・英語が全く離せないご家族がトラブルに巻き込まれないか、旅行を楽しんでくれるかはどうしても気になるところ。もし少しでも気になる部分があれば旅行会社のスタッフさんに相談してみてくださいね。
やっぱり参列者には旅行も楽しんでもらいたい!
予算
海外挙式の場合、挙式代金だけでなく「旅費の航空券代金とホテル代金」が発生することを忘れずに考慮しましょう!!
また参列者がいる場合は、その旅費を負担するかどうかで費用が大きく異なります。予算を考える際はどこまでおふたりが負担できるかもざっくり考えておくのがよろしいかと思います。
挙式用パンフレットに記載されている金額は挙式のみの金額。旅費は含まれていないことが多いのでご注意を!
【例】ハワイでの挙式+旅行代金の平均は231.5万円
ハワイ挙式の平均費用の内訳は以下の通りです。
- 挙式費用の平均が129.6万円
- 旅行代金(航空券とホテル代金)の平均が101.9万円
ちなみに平均参列者数は9名でしたが、参列者の旅費負担に関しては「全く負担しなかった」が61%を占めます。
上記は「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019【海外ウェディング編】」による、2018年4月~2019年3月に結婚された方で海外挙式を実施された方へのアンケート内容を元にしております。
衣裳とレセプションで費用は大幅アップする
挙式の基本代金以外で最も費用がかかるのは、衣裳とレセプション。元から用意されているプランに含まれるドレスやタキシードは最もスタンダードなタイプのため、見積もり時はおふたりで15万〜30万ほど追加になると見込むのが無難。
レセプションはひとりあたり1万円〜2万円は最低でも追加になります。
見かけの金額に騙されてそこを基準にしてしまうと、思いがけず挙式代金が高くなってしまうため要注意です。
実は100万円以下でも挙式はできる
参列者が多くレセプションも行う場合は難しいですが、質素におふたりだけでのシンプルな挙式をご希望でしたら、旅費も含めて100万円以下に抑えることも可能です。会場は限られますが最初から諦めずにまずは相談してみてください。
各シーズンで割引キャンペーンなどもあるため、予算が無いという方もぜひ相談してみてくださいね。
挙式日とシーズン
各エリアには雨季と乾季があり、多くのエリアでは、雨の少ない乾季や過ごしやすい時期をベストシーズン(オンシーズン)と呼びます。特に東南アジアやモルディブなど、雨季の降水量が多いエリアは注意が必要なのです。
乾季でも雨が降る時は降りますが、できれば避けたいところ。
もし出発日や挙式日を柔軟に変更できる方なら問題ありませんが、日程が限られている場合はシーズンを優先されるのもおすすめです。
フォトツアーで撮りたい写真
「どんな写真を残したいか」を基準にエリアを選ぶという選択肢もあります。
海外挙式の場合、帰国後に残るお写真は大きく分けてふたつあり、挙式中の写真と挙式後のフォトツアーのお写真です。特に後者フォトツアーのお写真の雰囲気は写真を撮るエリアによって大きく異なります。
ここまでイメージできてる方はすぐに会場も絞れそうですね
【フォトツアー例】イタリアの場合
ローマではバチカン市国やコロッセオなど有名な観光地を巡ってのお写真、ヴェネツィアではゴンドラに乗ったお写真、両市の中間にあるフィレンツェでは歴史を感じるオレンジの街並みを見下ろすクラシックな雰囲気のお写真を残すことができます。
写真はずっと手元に残るもの。私自身、写真が良いとその旅の思い出も良いものとして残ると感じています。ぜひこだわっていただきたいポイントです!
例えばイタリアですと、挙式会場は教会が多いですがエリアによって景観が異なります。どうしてもこういう写真が撮りたいんだ!というイメージがある方は最優先事項としておふたりで話し合って。
現地での過ごし方
海外挙式について考える時、意外と落とし穴になるのが旅行部分。例えば「リゾートエリアに行きたい」というリクエストひとつとっても
- 海に入ってシュノーケルやダイビングがしたいのか
- お部屋から海を眺めてゆっくりしたいのか
- ビーチベッドで日光浴がしたいのか
- 海だけではなくて観光もしたいのか
でおすすめできるエリアが異なります。こちらも希望をすり合わせておきましょう!
実はこんなワガママも叶えられちゃう という例が下記!
新郎はアクティブに歩き回りたいけど、新婦はリゾート地でゆっくりしたいという場合。「モルディブ挙式→ヨーロッパ周遊」といった旅行のアレンジも可能です!
そういった場合は大手旅行会社だと対応がなかなか難しかったりするので、オーダーメイドで旅程を組んでくれる旅行会社に旅行を頼んだり、その旅行会社経由で挙式を手配するのがおすすめ。
お見積もりは無料なので自分たちの希望する旅程がいくらくらいで実現可能なのか確認するためにも、まずは問合せしてみるのがおすすめです!
まとめ 来店前にまとめておくべき6つのこと
海外挙式において、来店前にまとめておいて欲しい基本のポイントを6つ紹介しました。
- 挙式会場の種類
- 参列者の有無
- 予算
- 挙式日とシーズン
- フォトツアーで撮りたい写真
- 現地での過ごし方
今回紹介したポイントはプランナーとしてエリアをご提案するためにも、事前にまとめておいて欲しいポイントでもあります。もしおふたりで話し合われてもよく分からない部分がありましたら、その時はぜひ店舗に伺った際にプロに相談してください。
また自分たちの希望をすり合わせる作業は意外と時間がかかるものです。ぜひ余裕を持って6つのポイントをまとめてみてくださいね。
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