事前にハワイの情報を知ることはとても重要です。海外旅行初心者にも優しいハワイですが、ツアーを予約した後に初めて知る情報があると旅程を変更しなければならず、せっかく立てた計画が水の泡になってしまうことがよくあります。
「ビザは必要?」「おすすめの時期は?」「何泊するのがベスト?」「変圧器って必要?」
今回はハワイ超初心者向け! 海外旅行が初めてのお客様に旅行会社でよく聞かれた、そして渡航前に知っておいて欲しい超基本情報を紹介します。

ハワイ基本情報

ハワイは8つの島と100以上の小島からなるアメリカ合衆国の州のひとつ。
8つの島のうち観光客の受け入れを行っているのはハワイ島、オアフ島、カウアイ島、マウイ島、モロカイ島、ラナイ島の6つです。
日本人に人気のホノルル市はオアフ島にあり、他の5つの島と比べて圧倒的な人気を誇る観光地です。3kmにも及ぶホワイトビーチ沿いにはホテルやショッピングモールが並びます。
滞在日数 4泊〜5泊
オアフ島滞在のみ
ハワイツアーは4泊6日〜5泊7日のオアフ島宿泊が売れ筋です。
人気の行程である「ホノルル観光・ショッピング+ダイヤモンドヘッド観光+マリンアクティビティ参加」なら4泊で十分楽しめます。
ハワイ島やマウイ島と周遊する場合
基本的に離島に行く場合はオアフ島から飛行機を乗り継ぎます。周遊の場合は5泊7日〜6泊8日で、離島3泊+オアフ島3泊のように2つの島を楽しむツアーが人気。
ショッピングだけじゃなく自然も楽しみたい人にはハワイ島、高級リゾート滞在を楽しみたい人はマウイ島やラナイ島との周遊がおすすめですよ。
飛行機 行きは7時間20分 帰りは8時間30分
東京からオアフ島までは往路が約7時間30分、復路は8時間半〜9時間ほどとなっています。
空港
日本からオアフ島には1日に何便も直行便が飛んでいます。オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港(旧名:ホノルル国際空港)は正式名称よりもホノルル空港と呼ばれることが多いです。
航空会社
日本からオアフ島までは、ANAやJALの日系の航空会社やハワイアン航空やユナイテッド航空などアメリカの航空会社も利用できます。また東京や大阪からはLCC(格安航空会社)も飛んでいて、時期によっては往復3万円で行けることも!
おすすめはANAのFLYING HONU(フライング ホヌ)!

「ホヌ」はハワイ語でウミガメのこと! 飛行機に搭乗する瞬間からハワイ気分を楽しみましょう!
飛行機が苦手…狭い席が心配…というかたには、エコノミークラスの中でも座席が広いプレミアムエコノミーがおすすめ!
時差 マイナス19時間
時差はマイナス19時間。日本よりもハワイの方が19時間遅れています。ヨーロッパなどで適用されるサマータイムはありません。
人口 141.6万人
ハワイの人口は141.6万人で、毎年増加中。そのうちの67%がオアフ島在住で、アジア系は40%近くを占めます。日本にルーツを持つ人には仏教徒も多いため、寺院や神社も点在します。
ビザ ESTAが必要
90日以内の滞在の場合ビザは不要ですが、電子渡航認証システム「ESTA」への登録が必要です。
言語 基本英語
言語は英語です。一部ホノルルのホテルや日本人にも人気の店舗などでは日本語が通じることもありますが、基本的には英語です。
英語のほかにハワイ語も公用語。ハワイ語で話すことはありませんが、挨拶の「アロハ」など簡単なハワイ語は覚えておきましょう。
移動手段
ハワイの主な交通手段はホノルル中心を走るトロリー、路線バスの「ザ・バス(The Bus)」、レンタカー、タクシー。
元々2020年に開通予定だった鉄道「ホノルルレールトランジット」は、2021年7月現在まだ開通されておりません。。
旅費 相場は15万円〜30万円
ハワイ旅行の相場は、5泊7日でひとり15万円〜30万円。
新婚旅行向けの5つ星ホテルだと5泊7日で20万円〜35万円と、宿泊するホテルによって大きく異なります。
渡航時期を決めよう 気候・イベント
1年を通して温暖 一応雨季・乾季がある
ハワイは年間を通して25度前後、かつ降水量も少ない安定した気候。
一応5月〜9月の乾季と11月〜3月の雨季に分けられますが、雨に関してはそこまで気にしなくて大丈夫です。
ハワイは最も雨が降る1月でも降水量は100mm/月に満たないんです。日本の最大降水量は250〜300mmなので、ハワイ旅行の場合は降水量はそこまで気にしなくても大丈夫。
イベンド前後は混み合うので注意
GWに行きたいなら1年前からチェック
ゴールデンウィークはホテルも航空券もかなり高騰します。ゴールデンウィークを希望する人は、この時期にしか休みが取れない人たちなので何がなんでも予約しようとします。
その結果、高い航空券・ホテル代金を支払います。そして次の年からは余裕を持って早急に予約するようになります。
ゴールデンウィークを狙うなら、1年前から旅行会社や航空会社の情報をチェックしましょう。
混雑のピークは夏休み〜お盆
最も混み合うのは夏休み!7月中旬の夏休みシーズンから混み始め、お盆前後が混雑のピークになります。
この時期はベストシーズンでもあり、希望通りの旅程にするためには半年前には予約しましょう。
ハワイのイベント ホノルルマラソンに注意!
毎年12月の第2週目に開催されるホノルルマラソンの時期は、ホテルも飛行機も高騰します。全世界からランナーが集まるからです。
12月に行くとするなら、ホノルルマラソンと年末を避けて、ホノルルマラソン直後を狙うのがおすすめ。
オアフ島イベント一覧(参考:ハワイ州観光客HP)
- 1月:ソニーオープン(ゴルフの大会)
- 2月:パウ・ワウ・ハワイ
- 3月:ホノルル・フェスティバル
- 5月1日:レイデー・セレブレーション
- 5月:パレード・オブ・ファーム
- 6月:キング・カメハメハ・フローラルパレード
- 6月:マンゴー・ジャム・ホノルルフェスティバル
- 7月:プリンス・ロット・フラ・フェスティバル
- 9月:アロハ・フェスティバル
- 10月下旬:ハワイ・フード&ワインフェスティバル
- 11月下旬〜12月上旬:ヴァンズ・トリプルクラウン(サーフィンの大会)
- 12月:ホノルルマラソン
>> ハワイ渡航情報はこちら <<
目的別おすすめの渡航時期
海に入るなら7月〜9月
マリンアクティビティを楽しみたいなら7〜9月がおすすめ! 気温が高く波が穏やかなので安心して海に入れます。
7月上旬や9月のシルバウィークを避けると比較的安く行けます。
反対に冬の時期は波が高く、遊泳禁止になるためご注意を!
ホエールウォッチングなら12月〜3月
12月〜3月は雨季ですが、ハワイ近海でクジラが見られるホエールウォッチングシーズン。
繁殖や出産のためにアラスカから訪れるザトウクジラを見ることができます。この時期限定のオプショナルツアーが人気です!
安く行きたいなら祝日を避けて
比較的安く行ける時期はこちら。
- 正月休み明け
- 2月〜3月
- 4月前半 ※イースター注意(2022年は4月17日)
- 5月GW直後
- 6月
- 7月上旬
- 9月シルバーウィーク以外
- 10月〜11月 ※11月第4木曜日のサンクスギビング・デー注意
- 12月ホノルルマラソン直後
観光・ショッピングメインなら休業日に注意!
年末年始、4月上旬頃のイースター、11月第4木曜日のサンクスギビング・デー、12月のクリスマスと行った祝日は、オアフ島ワイキキのお店やレストラン以外は休業となるので注意しましょう。
先に知っておきたい ハワイ滞在の注意事項
飲酒や喫煙については日本よりも法令が厳しく、観光客であっても違反すると罰金が科されますので注意が必要です。
飲酒・喫煙は21歳から
ハワイでは飲酒も喫煙も21歳から。日本人であっても20歳の人はハワイで飲酒・喫煙することは禁止されているのでご注意ください。
※2016年に喫煙可能年齢が18歳から21歳に引き上げられました。古い情報を見て間違えないようにご注意を!
飲酒・喫煙のルール
- 購入時には身分証明書の提示が必要(特に日本人は若く見られがちなので、購入する予定があればパスポートを持ち歩きましょう)
- お酒のビンや缶を手で持ち歩くのは禁止(バッグの中に入れて持ち歩きましょう)
- 夜中0時〜朝6時まではアルコールの販売禁止
- ホテルや公園など公共施設での喫煙は喫煙スペース以外では禁止
- ホテルのベランダも喫煙不可の場合がほとんど
- 建物の入り口から6m以上離れた屋外、喫煙スペース、個人の住居での喫煙は可能
- 電子タバコも通常のたばこと同様にルールが適用される
- レンタカー内は基本禁煙
ビーチでの飲酒は禁止
ワイキキビーチでビール片手に海を見てのんびりしたい… 残念、できません!
ワイキキビーチを含む、ビーチでの飲酒は禁止されています。またビーチだけではなく、公園や道路など公共の場で飲酒することは禁止されているので注意が必要です。
