海外ウェディング・ハネムーンアドバイザーのぶさんです。
結婚式って経験がなくて当たり前の世界なので、初めての準備って戸惑っちゃいますよね。そんなカップル向けの海外挙式準備情報を10回に分けてご紹介します♪
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結局、海外挙式ってどれくらい前から準備すればいいの?
海外挙式に決めてから実際に調べてみると、サイトによっていつ準備を始めれば良いのか書いてあることが違うし、結局いつ始めるべきか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は世界中の海外挙式を手配したプロとして、海外挙式準備はこれくらいには始めて欲しいという希望も含めて、スタート時期についてお話します!
【結論】8カ月前にはスタートするのがおすすめ!

なぜ8カ月前なのか
その理由は海外挙式は約半年前に準備を始める方が多く、半年前には人気の会場や時間が埋まってしまうから。
海外挙式で空き状況を気にしなければならないのは
- 会場
- カメラマン
- レセプション会場
- ホテル
- 飛行機
etc…と結構多い!
半年をきると、100%希望に添うことは難しいのです。
半年前を切ってると手配する側もヒヤヒヤしちゃう(本音)
というわけで、半年前までに会場を予約できる状態にまで持っていけるように、キーワードは8カ月前。今回はエリア別にもう少し詳しく準備スタート時期についてお伝えします!
人気のハワイ・ヨーロッパは遅くとも8カ月前にスタートして!

日本人に人気のハワイ、そして世界的に人気のヨーロッパは遅くとも8カ月前には準備をスタートしましょう。
ハワイ(オアフ)挙式は人気の時間から埋まっていく
ハワイ挙式の場合、毎日9時〜17時の間、約2時間間隔で、ひとつの会場につき1日に5〜7回も挙式の催行時間が設定されています。そのため、挙式日から半年以内でも希望日に全ての挙式枠が埋まっていることは少ないです。
しかし注意していただきたいのが、人気の時間帯は予約が埋まっていくのがとても早いということ。
特に挙式→レセプションの流れがスムーズにできる昼前10時半〜12時前後と、夕方16時〜17時頃の挙式時間は人気で埋まりやすいです。
レセプションも検討している方は、遅くとも8カ月前には情報収集や空き状況の確認を始めましょう!
会場によってはレセプションが可能な時間帯が制限されている場合も。早め早めに動いて!
時間にこだわりがない場合
特に挙式の催行時間や日程にこだわりがない方は、半年前でも予約はできます。
ヨーロッパ挙式は世界中のカップルとの争奪戦
ヨーロッパ挙式こそ早め早めに準備をスタートすべき!
ヨーロッパ挙式ってマイナーだし直前でも空いてるっしょ
ひよこさん! もしヨーロッパで挙式したいなら今すぐ動いて!
海外挙式を行う日本人の7割はハワイ(オアフ)挙式。それに比べれば空きもありそう、と思われてるひよこさんタイプのあなた。残念ながらそれは誤りです!
元々ヨーロッパの挙式会場はアメリカの方々に人気のエリアでした。
しかし近年、圧倒的に多いのは中国や韓国からのカップルです。根強い人気のフランスやイタリアはもちろんですが、特にここ数年は中欧が人気爆発中!
プラハやウィーンなど、街中でウェディングフォトを撮っているカップルも多く見かけますし、人気のフォトスポットは写真待ちの花嫁が順番待ちをしている姿も…
ヨーロッパ挙式は世界中のカップルとの争奪戦!
予約が埋まりやすいもうひとつの理由
さらに1年中温暖なハワイと比べて、ヨーロッパのオンシーズンは夏の期間のみ。短い期間に予約が殺到するため、挙式会場も予約が埋まりやすいのです。
イタリアのアマルフィやギリシャのサントリーニ島は、観光客が多く訪れる夏しかホテルが営業されていないエリアもあります。
冬のヨーロッパも素敵ですが、なんせドレスで街中に出るのは寒すぎる…
ホテルも埋まりやすい
日本人の私からすると、やたらバケーションが長いと感じるヨーロッパの国々。そんなヨーロッパの方々は、かなり前から長期でホテルを予約する傾向が。
フランス人の友人はまだ休みが決まってない時期からホテルの予約をしてました(笑)バケーションが終わったらすぐに来年の予定を立てるそうです。
ヨーロッパ挙式を検討中の方は、キャンセル料がかからない会場であれば早めに挙式枠だけでも予約しちゃいましょう。

バリ島挙式はポイントを抑えて賢く準備を

アジアの中でも人気のバリ島挙式は、以下のポイントを抑えて賢く準備をしたいところ。
鍵を握るのは中国人カップル
中国人セレブの間で人気の海外挙式エリアは、ちょっと前まではプーケットでした。
しかし近年人気なのがバリ島のラグジュアリーホテル。数年前から中国や香港の芸能人を始めとした影響力の大きいセレブたちが、バリ島のホテルで挙式やレセプションを行っている写真が頻繁にSNSにアップされるように。
それに伴い、バリ島挙式の人気が高まっています。
バリ島ならではの部屋数の少なさが落とし穴になる
中国人カップルの挙式は海外でも参列者が多く、30人規模の挙式が行われることも多いです。そうなるとヴィラなど部屋数の少ないホテルの場合は、宿泊客のほとんどが挙式の関係者になるということも。
上記の理由から、バリ島挙式を行う場合は中国の祝日前後は避けるなどして対策をすることが重要です! 特に春節(旧正月)や国慶節は前後1週間は必ず避けましょう。
旅行会社のスタッフなら、まずこの時期はおすすめしてこないはず…
日本でも人気の会場は中国でも人気
中国のSNSで見かける卒花の写真を見ていると、中国と日本で人気の会場にはあまり差がないことが分かります。実は日本のブライダル企業が中国に参入していることもあり、日本人の挙式フォトも中国で容易に参照できるようになっています。
私たちが普段写真を見て素敵だなと思う会場は、中国でも同じ。
中国版ツイッターと呼ばれるWeiboなどで多くヒットした会場や、実際に手配を行っていた際に予約が取りづらかった会場を下記に紹介します。
- 「ブルガリリゾート バリ Bvlgari Resort Bali」チャペル&水上挙式
- 「フォーシーズンズリゾート バリアットサヤン Four Seasons Resort Bali at Jimbaran Bay」ガーデン
- 「アリラ・ヴィラズ・ウルワツ・バリ クリフエッジカバナ Alila Villas Uluwatu」チャペル
- 「ザ・リッツ・カールトン バリ The Ritz-Carlton Bali」マジェスティックチャペル
特に「アリラ・ヴィラズ・ウルワツ・バリ」のクリフエッジカバナは予約が取りづらく、ホテルや手配会社に何度も確認したりと四苦八苦した思い出が…
上記はどちらも素敵な会場なので、検討されてたら8カ月前には行動して半年前には予約できるようにしてくださいね!
【豆知識】日本と違い、プールに透明のアクリル板を敷いて行う水上挙式(water wedding)も中国では人気があります。
モルディブは予想外のNGがある?

じわじわと世界で人気が出始めているモルディブ挙式。
最近は毎年のようにハリウッド俳優がモルディブで年越しをした旨の投稿がSNSに並ぶほど。世界中のカップルが憧れるラグジュアリーリゾート地です。
モルディブの場合、ホテル主催の挙式のため会場のセッティングはホテルスタッフのお仕事。
そのため挙式の催行回数は少なく1日2回が限度ですが、モルディブで挙式を行うカップル自体は多くないため、半年前でも会場が埋まっていることは少ないです。
しかし、予約を入れてみて予想外のNGに出会うことがあるのがモルディブの厄介なところ。下記ポイントを押さえて準備を行いましょう!
シーズン中は日本人ヘアメイクの数が足りない
1月〜3月のモルディブのベストシーズンは挙式やフォトウェディングの需要が大変高く、日本人ヘアメイクの数が足りない状況に陥ります。
モルディブ挙式の場合、首都マーレに住む日本人のヘアメイクさんが挙式当日にボートや水上飛行機、時には国内線を使ってカップルが宿泊するホテルへ出向いてヘアメイクを行います。
そのため、1日に1人のヘアメイクさんが担当できる挙式は多くても2件です。現地に駐在する日本人ヘアメイクさん自体の数も多くないため、ヘアメイクさんが足りずにNGになることは少なくないのです。
日焼けやお酒によるむくみなど気にせずにリゾートを楽しむため、滞在中は早めに挙式を行うのがおすすめ! 部屋数も少なく日程も限られるためシーズンは早めに予約を!
超レアケース 海外セレブ宿泊に伴う撮影NG
モルディブやドバイだと海外セレブや王室関係の方などいわゆるVIPが宿泊する場合、撮影がNGになり挙式ができないということがあります。
私自身出会ったことがないほどのレアケースです。予想外すぎるNGですよね。
【例外】ゴールデンウィークや連休は1年前には予約を

ゴールデンウィークや連休が絡む場合は遅くても1年前には予約できるように必ず動いて下さい。
年明けにゴールデンウィークの予約をしようと思っても、飛行機・ホテル・挙式会場、全て思い通りに行くことはほぼ不可能だと思います(お金に余裕があれば別ですが…)。
ゴールデンウィークに限らず連休を利用しての挙式を希望されている方は、1年前には挙式会場を予約し、解禁され次第ホテルや航空券をすぐに手配するくらいの心構えが大切です。
【全世界共通認識】春節は避けるべし

毎年2月頃にある春節(旧正月)の時期は、中国を始めとする中華圏のエリアでは祝日になり、1週間ほどのお休みになります。
春節の前後1週間は世界中のホテルがかなり混み合います。
混み合う上に、ホテルは春節料金で割高になったりキャンセル料が厳しくなることもあります。可能であればこの時期は絶対に避けたいですね。
記事は以上になります。少しでも多くのカップル様が素敵な会場と出会えますよう、少しでもお力添えできれば嬉しいです。
また何か気になることなどありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませ!
